請求書はフリーランスにも必要
もう請求書で悩むことはない!
もう請求書で悩むことはない!
フリーランスとして活動をしていると、取引先から請求書の送付を求められることがあります。なぜフリーランスでも請求書の作成が必要なのか、詳しく見ていきましょう。
法律で請求書の作成が義務付けられているわけではありません。では、なぜ請求書の作成が必要なのでしょうか。請求書とは別に、取引先との間で作成する書類として、契約書や見積書などがあります。契約書は取引先と契約を結ぶ際の契約内容を証明する書類です。取引ごとに契約を結ぶ場合と、これから取引を進めていく際に作成する場合があります。見積書は仕事をする際に作成する書類で、作業にかかる金額が記されています。見積書を作成した段階では、取引そのものの契約は結ばれていません。
一方、請求書は契約が結ばれた後に報酬を請求するためのものです。仕事が完了してから発行する場合もありますが、手付金やプロジェクト進行中の中間金として請求する際にも作成します。
請求書に記載されている主な内容は、「どの仕事に対し」「どのくらいの金額を」「どの口座に」「どういった入金処理で振り込むか」です。これらを明確にすることで、請求する側だけでなく請求される側も入金に関する共通の認識を持てるため、スムーズに報酬の支払いを行えます。また、相互間で契約金額に関する認識のズレが生じると、大きなトラブルに発展します。金銭面でのトラブルは最悪の場合裁判まで発展するので、そういったリスクを避けるためにも請求書は必須です。請求書を作成することで、金額や仕事内容に関する証拠を残せます。
仕事上における請求書の必要性を紹介ましたが、実は税金にも関係してきます。フリーランスは日々の取引を記録し、その内容を基に確定申告をすることになります。確定申告の際は確定申告書の提出が求められますが、その基となる帳面や書類の提出は不要です。代わりに、その内容の保存が義務付けられています。なお、請求書の保存期間は5年間です。請求書の保存方法については特に決められていませんが、取引先ごとにファイリングし、保存する方法が一般的です。
このように、請求書を作成することで、トラブルなく報酬を得ることができます。逆に、請求書がなければ取引先との間でトラブルが発生するリスクが高まります。裁判になれば、解決のために多くの労力と時間を費やすことになります。その結果、仕事が上手くいかなくなる可能性もあるため、そうならないように準備しておかなければなりません。フリーランスとして働くのであれば、必ず請求書を作成しましょう。
消費税増税など法改正への対応はもちろんのこと、会計ソフトへの入力工数削減を実現し、更なる業務効率化を支援します。
【引用元】ジョブカン見積/請求書
継続的に案件を受注したいフリーランスは、あらゆる作業を代行してくれるフリーランスエージェントを利用しましょう。請求書の発行も代行してくれます。具体的なメリットを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
請求書を発行するタイミングには、取引ごとに都度請求する「都度形式」と、まとめて請求する「掛売形式」の2つがあります。取引先によってタイミングは異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
報酬未払いに遭ってしまった時の対処法を紹介します。まずは、理由を明確にした上で、こちらに問題がないのであれば、取引先と話し合ってください。フリーランスとして、自分の身を守る術を知っておきましょう。